
苦労もある分、刺激もある。WFSはライト兄弟の気持ちに少しだけ近づける場所。
プロデューサー/ディレクター
今井 仁
CGムービー制作会社、コンソールゲーム開発会社を経て、スクウェア(現:スクウェア・エニックス)に入社。3DCGデザイナー、UIデザイナー、ディレクター、マネージャーを経験後、2012年にグリーに入社。
現在の担当プロジェクトとそこでの役割は?
部長として新規ゲームアプリ開発を複数担当しています。そのうち1本は自分でディレクション、ゲームデザインをしています。
普段の仕事内容を教えてください
部の組織運営と自分でも新規ゲームアプリを開発しているので、その舵取りです。
仕事をする上で大切にしていることは?
継続性です。続けることで得られる信頼がありますし、信頼があって得られる面白い仕事もあります。一瞬の瞬発力が重要な場面ももちろんありますが、四半世紀、ゲームを作ってきた経験から、継続していたことで得られたことの方が多かったと感じています。
これまで仕事で経験した辛かったことは?
それをどう乗り越えましたか?
10年くらい前のことですが、開発者として関わったタイトルが完成していたのにリリースできなかったことです。このタイトルをリリースするために、いろいろなところに電話を掛け訪問したり営業したり、自分の担当を大きく超え、あらゆる手を尽くしました。結局リリースできなかったので乗り越えられなかったことになります。しかし、この時、一緒にタイトルを作った仲間や営業先で出会った方たちには今でも良くしてもらっていて、大きな財産となっています。
達成感を感じたのはどんなとき?
『小さい頃に◯◯というゲームを遊んでいて、それに憧れてゲームを作っているんです、ゲーム業界に入りたいんです』と聞いた時、◯◯が私が開発に携わったタイトルだった時です。リリース後、何年も経たないと分からないことなのですが、心の底から達成感を感じます。
あなたにとってWFSはどんな場所ですか?
想定通りにいかないことも多く、苦労もあるし、その分、刺激もあるし。そういう意味でもWright Flyer Studiosの名前の由来でもあるライトフライヤー号を作ったライト兄弟の気持ちに少しだけ近づける場所です。
今後の夢を教えてください
Wright Flyer Studios 30年構想というのを個人で作っていて、構想を一つずつ実現していくことです。WFS設立5年後の姿として、CEDECで10以上のセッションを持つ、社員の書いた書籍が書店で売られている、と書いたのですが、先日、前倒しで達成しました。
※WFSとはWright Flyer Studiosの略称です。
